幼保英検とは?幼保英検レビュー!テキスト・試験内容・注意点について!

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先日、幼保英検の2級と準1級のダブル受験をしました!まだマイナーな資格なようで、詳細や情報を得にくいため、少しでも多くの人に知っていただき、興味を持っていただけたらと思って、記事にしました!


 

目次

幼保英検って?? 幼保英検概要

幼児教育、保育環境の国際的なグローバル化に対応できる幼稚園教諭及び保育士等幼児教育者養成の一環として、幼保英検の実施を通し必要な実用英語の習得及び向上を目的としている。

参照:幼児教育・保育英語検定協会(幼保英語検定協会)

とHPに書いてあります。ちなみにこちらの幼保英語検定は、以前からある「保育英語検定」が2019年に名称変更したそうです。

つまり、この資格取得を通してTOIEC・TOFELなどとは違い、子どもと関わる際実際に必要な、単語や言い回し等を学ぶことができます。

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インターナショナルスクール・プリスクールや、英語保育を行っている園や学童・塾などで働きたい方は気になる資格ですね!以前インター・バイリンガルスクールで働いていたこともあり、「これ現場でよく使うなー」と感じる単語や表現がたくさん出ていました!
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また、どなたでも受験可能ですが、保育士資格を持つ人が合格すると「イングリッシュエキスパート保育士証」という資格証が発行されます!ネーミングだけでもかっこいい!笑 一般受験者だと「〇級保育英語士証」となるようですが、どなたでも受験可能です。

受験日程・料金

実施級 4級、3級、2級、準1級、1級(7月開催の春季のみ実施)
日程 7月、11月、2月の第3日曜日

(※準1級と1級のみ二次があり、一次試験の翌月第3日曜日)

会場 札幌、仙台、さいたま、千葉、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、岡山、福岡、海外
検定料 4級3,500円、3級4,000円、2級4,500円、

準1級6,500円(2次1回目を含む)、1級7,000円(2次1回を含む)

海外受験検定料

4級5,000円、3級5,500円、2級6,000円

準1級7,500円*(二次1回目を含みます)、1級8,000円*(二次1回目を含みます)

☆隣接した級をダブル受験可能です!

☆なんと海外の受験会場があります!値段は級によりますが、およそ1000~1500円ほど高くなっています。

日本にて受験 海外にて受験
  • 4級 3,500円

  • 3級 4,000円

  • 2級 4,500円

  • 準1級 6,500円*(二次1回目を含みます)

  • 1級 7,000円* (二次1回目を含みます)

  • 4級 5,000円

  • 3級 5,500円

  • 2級 6,000円

  • 準1級 7,500円*(二次1回目を含みます)

  • 1級 8,000円*(二次1回目を含みます)

試験形式・時間

4級 50分(リスニングテストなし)
3級 70分(筆記 50分・リスニング 20分)
2級 75分(筆記 50分・リスニング 25分)
準1級 一次/80分(筆記 50分・リスニング 30分) 二次/10分
1級 一次/80分(筆記 50分・リスニング 30分) 二次/20分

*3級からリスニングがあります。
*準1級、1級のライティングは、筆記50分に含まれています。

レベル・難易度

レベルの目安 現場での到達目安
4級 中学初級―中級程度 幼保英語へのファーストステップ
3級 中学卒業程度 英語を使う園でのチャレンジ
2級 高校中級ー卒業程度 アシスタントティーチャーへの第一歩、海外やインターナショナルスクールでのチャレンジ
準1級 大学中級程度 アシスタントティーチャーへの指示、ヘッドティーチャーへ
1級 大学上級程度 幼保英語のエキスパートへ



出題目安と出題場面

出題場面・状況
4級 登園、出席、室内遊び、トイレ、屋外遊び、お昼ごはん、お昼寝、お迎え
3級 登園、出席、室内遊び、トイレ、屋外遊び、お昼ごはん、お昼寝、お迎え
2級 入園の相談(電話対応・道順・伝言メモ・必要書類記入・説明会)、入園と登園(自己紹介・提出書類・持ち物チェック・カレンダー・悪天候時の登園・緊急事態時の対応)、室内遊び(工作・お絵描き・連絡帳・ストーリーテリング・ダンス)、朝食とおやつ(献立・片付け・歯磨き・アレルギー時の対応・お行儀)、屋外遊びと遠足(遊びのルール・遊具・遠足の準備・許可書)、病気とケガ(体調不良時の対応・健康管理)
準1級 登園(園バス・悪天候時の登園)、園行事(季節の行事・プール・運動会・発表会・餅つき大会・節分・ひな祭り)、赤ちゃんの成長と乳児保育(発表・離乳食・保育条件書・母子手帳)、病気と休園(虫歯・予防教室・報告書・インフルエンザ・出席停止・園たより・臨時休園・連絡網)、緊急時対応の訓練(引き取り訓練・避難訓練・非常時持ち出しキット)、アフタースクール
1級 幼児教育においてのあらゆる場面や状況:登園(園バス・悪天候時の登園)、園行事(季節の行事・プール・運動会・発表会・餅つき大会・節分・ひな祭り)、赤ちゃんの成長と乳児保育(発表・離乳食・保育条件書・母子手帳)、病気と休園(虫歯・予防教室・報告書・インフルエンザ・出席停止・園たより・臨時休園・連絡網)、緊急時対応の訓練(引き取り訓練・避難訓練・非常時持ち出しキット)、アフタースクール

このようにHPに記載されております。この内容がとても重要で、どの級を受けたいかによって勉強する内容がかなりかわってくるかと思います。

右にHPリンク、貼っておきます。→ 幼児教育・保育英語検定協会(幼保英語検定協会)

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1級は英語がわかっていても幼児教育の知識がないと解けない問題が出題されることもあるそうです。

幼保英検を受けるメリットは?

  • 最初のほうにも書いていますが、これから保育・幼稚園現場で国際色豊かなこどもたちをお預かりすることが増えてくることが想定されています。なので、保護者が日本語を話せず、コミュニケーションがとれない場面が出てくるかもしれません。(ちなみに私の現在の園もそういった方がいらっしゃいます。)
  • インターナショナルスクールや英語保育を行っている園に興味がある方・英語学童で働きたい方・こどもをバイリンガルに育てたい方・オーペアに行ってみたい方など、様々な「子ども×英語」という環境に興味がある方は、現場で使われている表現がたくさん出ているので、勉強になるのではないかと思います。
  • 上記にあるような英語×保育の求人で、幼保英検保持者の給与アップ・手当がつくこともあるそうです。

注意点

  • 幼保英語士資格証の有効期限は3年間で、別途申請が必要になります。
  • あまりまだポピュラーではないため、試験についての情報が少なく、受験までの対策が取りづらい。
  • 受験会場が少ない。(現在はコロナの関係でオンラインで受験可能です!)
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私は今回オンライン受験をしたので、もしどんな感じだったのか興味がある方は下にリンクを貼っているインスタグラムからDMいただけたら、個別にお答えすることができますので、お気軽にDMください!

テキストとワークブック・リスニングについて

「何級を受けようか迷っている」という方必見!!公式テキストの発行元のサイト(ブックフォレ)で、テキスト音源のダウンロードができます!

 

☆単語帳は標準編は4~2級、上級編は準1~1級を目安としているそうです。

 

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テキスト・ワークブックは4級から1級まで各級ごとありますが、今回は間をとって2級のリンクを貼っていますが、そちらから他の級もチェックできます!

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このような公式テキスト・ワークブックが販売されています。協会で直接販売されておらず、ブックフォレというところが販売しています。書店でなかなか取り扱っているところもまだ少ないため、楽天やアマゾンで購入したほうが早く手に入れられる可能性が高いです。

今回テストを受けて感じたこと

今回私が幼保英検を受けて感じたことは、やはりまだポピュラーじゃないようで、試験内容やなにを勉強すればいいのか等の情報がかなり少ないなと思います。私も受験前に色々と調べてみましたが、欲しい情報を得ることが出来ず、対策方法に戸惑いました。

また、今回オンラインでダブル受験したのですが、正直その試験官によって良し悪しの印象はかなり差がありました。(片方の級では試験官が個室にて監督し、背景は壁で人の気配もなく、集中できましたが、一方の級では試験官と会社の社員の方たち?が話したり、笑っている姿が見えたりして、集中しにくい場面がありました。)

試験内容については個人的には、内容の難しさが違うわけではなく、問題の形式が違ったりして、級によっての難易度の差をあまり感じられなかった印象です。2次試験はまだなので、またその後感じ方は変わるかもしれませんが、、

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受験して感じたことを率直に書かせて頂きましたが、これはただ、私個人が感じたことなだけで、決してこの試験が良くないという訳ではありません。私自身もまた次の級も受けてみたいと思っています。この資格はこれからたくさんの方に興味を持って頂き、この資格が有名になれば、たくさんの方の就職やキャリアアップ等に有利になるといいなと思っています!

インスタグラムについて

インスタグラムでも、英語×保育に関することを発信していますので、ぜひ覗いてみて下さい!

https://www.instagram.com/hoiku_saaaa/

https://www.instagram.com/saaenglish/

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この記事を書いた人

中学生のときに学校で途上国についての講演を聴く機会があり、そのときに世の中にはこんな知らないことがたくさんあるんだ!と衝撃を受けました。
その後、幼い頃から夢見た保育への道へ進むが、やり残したことがある!と思い立って大学を休学し、オーストラリアへ留学。
その中で現地の日本人学校や保育園にて見学やボランティアを経験し、日本に帰国後は知育に力を入れているインターナショナル・バイリンガルスクールを経て、こども園で働いています😊

英語、保育、海外旅行が大好き!
わくわくすることが大好きです!

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